ニキビは皮膚上にできる疾患の一種で、毛穴に汚れが詰まって膨れ上がる状態を指します。殆どの場合で痛みや炎症が発生せず、放置すると自然に消えてしまうことから軽く扱われる傾向があり、自分で毟り取ってしまうこともあります。ニキビは皮膚組織の奥底まで形成されていることが多いので、力任せに毟り取ると深い傷跡が残ってしまい、肌の見栄えが悪くなってしまうことがあります。傷跡は自然治癒しないので、美肌に改善させるためには医療機関でニキビ跡治療を受けることが重要になります。
ニキビ跡治療は傷跡の部分を切除して新しい皮膚組織の形成を促すのが一般的な方法ですが、傷跡の深さによっては複数回の治療が必要になることがあるので事前の検査が不可欠です。また、年齢が進むと皮膚組織の再生に時間がかかることからニキビ跡治療は早期に行う事が大切です。特に顔の肌は外気に常に晒されていることから刺激を受けやすく、ニキビ跡の切除で生じた傷口から細菌が感染する危険もあるので衛生的な環境が整っている医療機関で治療を受けるように心がけます。ニキビ跡治療は医療保険の対象にはならないので費用の全額を患者が負担することになります。
また、同じ処置でも医療機関によって費用や日数が変わりますが、単に値段の安さや医療機関の知名度だけで安易に即決せずに、自分の体質やニキビ跡の状態を踏まえたうえで効果が高い治療が受けられる所を選ぶことが肌を綺麗に仕上げるための心得です。